椅りかかるのは・・・。

毎月送られてくる企業向けの雑誌の中に
゛椅りかかるのは、椅子の背もたれだけ゛という題名がありました。
ふと気にかかり目を通しました。

茨木のり子さんという方の詩の一節とのことでした。
゛ぱさぱさに乾いてゆく心を
 ひとのせいにするな
 みずから水やりを怠っておいて・・・゛

これが、詩の始めの3行らしいですが
その雑誌の中には、
゛自分の感受性くらい自分で守れといわれているかの様だった゛と。
゛負けずにがんばれよと励まされている気がした゛と、ありました。

仕事を持ち、家庭を持つ女にとって、心の奥に持つべき強さでしょうか。

そんな思いも、加齢とともになんだか薄らいできたような今日この頃の私ですが
どうでしょう?

芯が強く、それでいて柔らかく。
自分なりの゛水やり゛を怠らず。

時に椅子以外に椅りかかるのも、それはそれでいいのかも・・・と
思ったりしていますが。
どうでしょう?
年頭から、フと気にかかる出来事でした。